
現地支援状況(第1期)
Relief Activities(Phase 1)
「ウクライナ難民緊急支援」は、現在、キリスト教宣教団体カイロスを通じてルーマニア国内のウクライナ国境付近の町スチャバ(Suceava)を拠点に支援活動を行っております。現地での支援状況をご報告いたします。
ロシアによる侵攻が始まってから、現地では毎日昼夜を問わず支援ニーズが生まれております。支援協力先であるカイロスのスタッフはボランティアを含め熱心に避難してきている人々に寄り添った支援を続けています。
ウクライナ難民を支援する会では発起人を含む関係者の総意として、報告はできるときに可能な範囲でお願いし、戦火を逃れてきた人々への支援活動を最大限優先して頂いております。支援状況のアップデートが頻繁には行えない場合もありますが、現地の状況をご理解頂ければ幸いです。
3月6日開始しました、ウクライナ難民を支援する会によるウクライナ難民緊急支援(第一期)は3月31日をもって終了致しました。
ウクライナ難民緊急支援(第一期)は合計16,113,628円の寄付を集めることができました。寄付の一部は既にルーマニアの支援現場に送金されており、残金も送金が完了する予定です。
4月13日(水)にウクライナ難民緊急支援(第一期)のオンライン現地報告会を実施致しました。オンライン報告会の様子は収録動画でもご覧いただけます。こちらのリンクからご覧ください。
ロシアによる軍事侵攻を逃れて、ポーランド、ルーマニア、モルドバなどの隣国に避難しているウクライナの人々への緊急支援にご協力ください。「ウクライナ難民緊急支援(第二期)」は、下記の三団体を通して、ウクライナから逃れてきているひとやウクライナ国内の必要に応えて行きます。
1)カイロス(ルーマニア)
「ウクライナ難民緊急支援(第一期:3月4日〜31日〆)の支援先でもある、ルーマニア国内のウクライナ国境付近にあるスチャバ(Suceava)という都市を拠点に宣教活動を行っているキリスト教宣教団体カイロス(KAIROS)
2)インターナショナル・バイブル・ティーチング・ミニストリー(ポーランド)
ウクライナ難民の過半数が避難しているポーランドで人道支援、および心理的(こころのケア)・霊的支援(ヨハネの福音書のウクライナ語版、冊子「なぜ神は戦争を許されたか」などの配布)をしているキリスト教プロテスタントの福音派宣教団体。
「ウクライナ難民緊急支援(第二期)」の支援では現在、上記2団体以外でも、モルドバ共和国を通した支援を検討しております。今回の支援では、ウクライナ難民を支援する会の発起人会で適切な支援先と判断した場合、支援状況及び先方の必要等を鑑みて分配し、後日結果をご報告いたします。
もし支援先をご指定なさりたい方は、クレジットカードの場合はそれぞれの支援先別に寄付してください。銀行振込の場合は、振込後、当ウェブサイトのお問い合わせフォームを使いご希望の支援先を振込日、金額、振込名と共にご連絡ください。
【第一期】 緊急支援活動報告(ルーマニア)
2022年3月25日更新
ウクライナからルーマニアに国境を渡って避難してくる人の数は前週に比べて減少傾向にありますが、女性やお年寄り、小さな子どもなど日々絶え間なく戦火から逃れ避難してきています。もともと身体的な障害や持病を持っていたり、精神的な疾患を患っている人も多くいます。このような医療的なニーズに対応すべくメディカルポイントの設置を行うなど、より多様化するニーズに対応するための支援活動を行っております。
(写真)ウクライナとの国境の町、ルーマニアのシレト(Siret) の様子。
ウクライナ国境付近からスチャバ(Suceava)への移動手段のサポートも行っています。
2022年3月2日更新
2月24日のロシア軍によるウクライナ侵攻直後より、ウクライナとルーマニアの国境を越え、避難してきた難民の支援活動をスチャバ(Suceava)を拠点に開始しております。毎日、数百人のウクライナ難民が支援を求めミッションハウスに訪れています。
宿泊場所などシェルターの準備、提供を行うと共に、食糧や飲料に加え、生活必需品・衛生用品の提供を行っています。その他、移動手段や通信手段の確保など生活のさまざまな側面からの支援が始まっています。
(写真)現地支援団体、キリスト教宣教団体カイロスのシェルター(宿泊施設) 内の様子。
日々増え続ける難民を受け入れています。
カイロスは、ルーマニアのウクライナ国境(シレト、Siret)から南に40kmにあるスチャバ(Suceava)という都市を拠点とするキリスト教プロテスタントの宣教団体です。2006年に始まった隣国ウクライナとモルドバ共和国への宣教活動を皮切りに、現在インド、ペルー、ブラジル、モンゴル、エチオピアや中東地域、アフリカ地域へ宣教師を送り、宣教・支援活動を行っております。カイロスのボードメンバーのバレンティン(Valentin Hrihorciuc)は発起人の石川秀和牧師とも親交が深い方です。
2月24日のロシアによるウクライナへの軍事侵攻直後から、ルーマニアとウクライナの国境にも日増しにウクライナからの難民が増え、カイロスではこれまでの宣教活動に加え、困難にあるウクライナの難民支援を実施していくことを決定。ルーマニア国内の教会や一般市民からの支援物資やボランティアの協力も得ながら、毎日200〜300名(3月8日時点)の人々がカイロスの拠点を通してさまざまな支援を得ています。
直接物資を送ったり、ボランティアにはなかなか難しい状況ではありますが、カイロスを通して少しでもウクライナ難民の支援を行うことができればと考えております。
なお、当ウェブサイトやソーシャルメディアでも可能な限り支援の現場は伝えていきますが、カイロスの最新情報等に関心があるかたは、カイロスのフェイスブックページ(ルーマニア語、フェイスブックの機能で翻訳機能有)が比較的日々更新されておりますので、ご確認ください。